ブログ
感染症対策!私の実績(失敗と成功)から…思うこと書きます!
新型コロナウイルス対策…。
世の中がざわざわ…しておりますが、それぞれが出来ることをやるしかない!ですね。
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
ほんと、こういう時こそ
それぞれが
自分の頭で考えるって事が
大事だと思います。
トイレットペーパー
ガセネタ騒動もありましたが、
情報をゲットしやすい現代だからこそ、
情報の精査から始め、
何が大事で
自分はどうするのか、
ちゃんと自分の頭で考えよう。
ってことで
以下、私が保育園で園長やってた時に
実際にあった「感染症」と
その対策の
失敗例と成功例を
つらつらと書きます。
今回、問題のウイルスが「新型」ってことで
その実態が未解明な部分も多いので
混乱が起きていますが、
まあ、私の過去の実績
というか
エピソード
という感じで
読んで頂けましたら幸いでございます。
①失敗例
アデノウイルス
「流行性角結膜炎」
今回のコロナウイルス同様
抗ウイルス薬もワクチンもなく、
けっこうな感染力のある
子どもたちの間では
やっかいなウイルスです。
発症する病気も
・かぜ、肺炎、胃腸炎、膀胱炎などと、
以下学校保健安全法指定感染症として
・プール熱(咽頭結膜熱)
・流行性角結膜炎
と、
軽症で済む場合と
出席停止になる病気の場合と
色々です。
でね、
この「流行性角結膜炎」が
1歳児のクラスで
流行してしまったのです…
別名「はやり目」という病気で
接触感染が主。
タオルを別にしましょうってやつです。
もちろんね、
タオルは別にしていましたが
1歳児ですから…
2人目の感染児が出てしまい
そのころ
タオルかけ
(横一列に壁にフックがついていて
個別には なっているけど誰でも触れる)
の使用をやめて
保育士が個別対応する、を
やりましたが…
どんどん
うつってしまいました…
1歳児ですからね…
子ども同士の距離が近いのです。
タオルとかより
直接うつってるよね…
という感じで
それこそ
「気をつける」しか出来ない…
と思っていたとき
眼科のドクターから
お叱りの電話が来てしまいました…。
「園長先生!次から次へと
あなたのところ!
小さい子ばっかり来るけど!!
アルコール消毒してますかっっ!!」
…
うちね、
保育室でアルコールは使わないのです。
薬品キライだから!!
って
好き嫌いだけじゃなくてね、
消毒ってね
実に「やってるつもり」が多いって
知ってましたか?
で、「やってるつもり」で安心しちゃう。
正しいアルコール消毒ってね
子どもがするの
保育室でバタバタの中するの
ってね
まあ、出来ません!
しね、
ガッツリ消毒するところって
厨房くらい。
あとトイレは要注意。
くらいの環境が
子どもの免疫力を作っていくのに
適した環境だと思う。
ので
“やったつもり消毒”は意味がないし
きちんと消毒しちゃったらダメなのよ
ということで
保育室は消毒液なし。
備品は全て
日光消毒OR熱湯消毒!
でもね、
ドクターにお叱りを受け
なにより
子どもたちが
どんどん感染していく事実…
やりましょう!
昼と夜
保育室を無人にして
「正しいアルコール消毒」を
保育室全体にやりました。
で、
とまった!
感染とまったよぉ~~~~
私も、
頑なに
「アルコール消毒なし」と言っていたことを
反省しました。
床や壁は、日光消毒できていない…
ドアノブや手すりを消毒しましょうって
言いますもんね。
小さい子の場合、
床の消毒が大事だということに気付きました。
このケースを受けて
改めて
いつ、どんな場合に
どの消毒液を
どんな風に使うのか
皆で検討しました。
この時ね、
新人さんもいたし
改めて1から
感染症の勉強会を園内でしたのですが、
風邪
と一言でいっても
いろんなウイルスから
起こっているということや
(時々“菌”からも)
ほとんどのウイルスに
効く薬(抗ウイルス薬)がないことなど
知らない保育士もいたんですよ。
※「抗生物質」って、「菌」を叩く薬だからね、ウイルスには効かないよ。
つまり、風邪ってウイルスが原因のほうが多いから、薬ってないからね。
菌とウイルスの違いも
知らない人いたしね。
そして
どのウイルスに(菌に)
どの消毒薬が有効なのか、とかね
後に
ノロウイルスの流行がありましたが
ソコも大事ですからね。
なんでもかんでもアルコール
ってものでもないし
逆になんでも次亜塩素酸ナトリウム
じゃないからね。
嘔吐=次亜塩素酸ナトリウムって
やってる園さん
違うからね。
“適した”というやつが必要で
“正しい”使い方が肝心ね。
②成功例
新型インフルエンザウイルス
今回と同様
「新型」ですよ!!
これね
ホント世の中ざわざわした!!
毎年インフルエンザは流行するけれど
今回「新型」がでました!
ってゆうことで
国(行政)から
けっこうな頻度で
通知がバンバン来て
対応に追われました。
だから
今、現場の皆さんは
本当に大変だろうなと
思うのですが。
行政からマスクの配布がありました。
やっぱり、
マスクは
行政で管理したほうが
いいと思う。(始まりましたね)
※マスクも“正しい”使い方があります!
でね、
この時は
微熱の子どもさんを
なるべく家庭保育でっていう要請で、
(学校もね、ちょっとでも体調が悪かったら休ませましょうって)
保護者の方に
ご協力をお願いする形だったのですが、
これがね、
すごくイイ感じに
ご協力頂けて。
このことは
時々「保護者対応」の研修でも
話すのですが、
日頃の
保護者との連携、協力関係、
一体感、
今でいう「ワンチーム」が
すごく出来ていたな、と感じるのです。
で、園内の感染症対策は、
換気!!です!!
インフルエンザウイルスは
コロナウイルスと同じ
飛沫感染が主です。
もうね
これは
換気だよ。
大阪のライブハウスで
コロナ感染…
でわかるように
密閉空間にいることが
一番コワイ。
子どもたちは
個々の距離が近いので
ソコも気を付けるところですが、
一番気をつけていたのは
換気!!
でね、
行政で
感染児数の統計をとっていたのですが、
近隣の
幼稚園、小学校が
バタバタと学級閉鎖をしていくなか
うちは
あまり感染児が出なくて。
公立の保育所が
ちょうどうちと同じ人数の園だったのですが、
あちらで20人感染…
と言っているときに
うちは2人。
あちらで60人!となっていたときに
うちは6人。
というように
桁違いでした。
すごくないですか!!
これは
実際に他の園さんや学校さんと比べて
うちの園の感染児が
めちゃ少なかった!という実績です。
で、
何がそれほどの違いになったか…
他の園さん、学校さんに行ったときに
気付いたのです。
換気だ!!
暖房するから閉める…のよね。
どこも窓、ドア、扉、閉めてます。
うちはね、そもそも扉を極力なくしてましたから。
扉のある部屋も、
扉を閉めて(子どもを閉じ込めて)保育してると
園長先生に睨まれる園でしたから(笑)
窓もほぼ開けっ放しに近い状態になってますから。
換気!換気!と言われるから
もうずっと開けてる感じ(笑)
今回
全国の学校が
国の要請を受け
休校措置をとりながらも
撤回する地域が
出てきていますね。
学童保育に
子どもたちが
ぎゅーぎゅー詰めになる現実を受け
授業があるほうが
それを緩和できるから、という理由です。
うんうん、私もそう思う。
感染症は
目に見えないウイルスが原因ですから
対応の難しさって
確かにあります。
でも
病原体が何なのか、
ウイルスや菌のことを正しく知って
対策することが
まず
最初にすることです。
そもそも
免疫が落ちると
感染しやすくなるのですから
子どもたちの免疫のことを
考える。
健康ってなんぞや
ということを
もっとちゃんと
大人が考え、
子どもたちを守り
子どもたちに伝え
自分で自分の健康のことを
考えられる人に
育てていくことが大事です。
免疫のこと
病気の仕組み
身体のこと
薬のこと
もっとさ
考えようよ。
今
私が思っていることは
そんなことです。
学校休んでいても
身体動かして
日光あびてくださいね!
お日様あびないと
免疫力さがるからね。
※メンタルのケアも忘れずに!!
一般社団法人そだち
代表&心理・保育研修講師
内田淑佳(うちだよしか)
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世の中がざわざわ…しておりますが、それぞれが出来ることをやるしかない!ですね。
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
ほんと、こういう時こそ
それぞれが
自分の頭で考えるって事が
大事だと思います。
トイレットペーパー
ガセネタ騒動もありましたが、
情報をゲットしやすい現代だからこそ、
情報の精査から始め、
何が大事で
自分はどうするのか、
ちゃんと自分の頭で考えよう。
ってことで
以下、私が保育園で園長やってた時に
実際にあった「感染症」と
その対策の
失敗例と成功例を
つらつらと書きます。
今回、問題のウイルスが「新型」ってことで
その実態が未解明な部分も多いので
混乱が起きていますが、
まあ、私の過去の実績
というか
エピソード
という感じで
読んで頂けましたら幸いでございます。
①失敗例
アデノウイルス
「流行性角結膜炎」
今回のコロナウイルス同様
抗ウイルス薬もワクチンもなく、
けっこうな感染力のある
子どもたちの間では
やっかいなウイルスです。
発症する病気も
・かぜ、肺炎、胃腸炎、膀胱炎などと、
以下学校保健安全法指定感染症として
・プール熱(咽頭結膜熱)
・流行性角結膜炎
と、
軽症で済む場合と
出席停止になる病気の場合と
色々です。
でね、
この「流行性角結膜炎」が
1歳児のクラスで
流行してしまったのです…
別名「はやり目」という病気で
接触感染が主。
タオルを別にしましょうってやつです。
もちろんね、
タオルは別にしていましたが
1歳児ですから…
2人目の感染児が出てしまい
そのころ
タオルかけ
(横一列に壁にフックがついていて
個別には なっているけど誰でも触れる)
の使用をやめて
保育士が個別対応する、を
やりましたが…
どんどん
うつってしまいました…
1歳児ですからね…
子ども同士の距離が近いのです。
タオルとかより
直接うつってるよね…
という感じで
それこそ
「気をつける」しか出来ない…
と思っていたとき
眼科のドクターから
お叱りの電話が来てしまいました…。
「園長先生!次から次へと
あなたのところ!
小さい子ばっかり来るけど!!
アルコール消毒してますかっっ!!」
…
うちね、
保育室でアルコールは使わないのです。
薬品キライだから!!
って
好き嫌いだけじゃなくてね、
消毒ってね
実に「やってるつもり」が多いって
知ってましたか?
で、「やってるつもり」で安心しちゃう。
正しいアルコール消毒ってね
子どもがするの
保育室でバタバタの中するの
ってね
まあ、出来ません!
しね、
ガッツリ消毒するところって
厨房くらい。
あとトイレは要注意。
くらいの環境が
子どもの免疫力を作っていくのに
適した環境だと思う。
ので
“やったつもり消毒”は意味がないし
きちんと消毒しちゃったらダメなのよ
ということで
保育室は消毒液なし。
備品は全て
日光消毒OR熱湯消毒!
でもね、
ドクターにお叱りを受け
なにより
子どもたちが
どんどん感染していく事実…
やりましょう!
昼と夜
保育室を無人にして
「正しいアルコール消毒」を
保育室全体にやりました。
で、
とまった!
感染とまったよぉ~~~~
私も、
頑なに
「アルコール消毒なし」と言っていたことを
反省しました。
床や壁は、日光消毒できていない…
ドアノブや手すりを消毒しましょうって
言いますもんね。
小さい子の場合、
床の消毒が大事だということに気付きました。
このケースを受けて
改めて
いつ、どんな場合に
どの消毒液を
どんな風に使うのか
皆で検討しました。
この時ね、
新人さんもいたし
改めて1から
感染症の勉強会を園内でしたのですが、
風邪
と一言でいっても
いろんなウイルスから
起こっているということや
(時々“菌”からも)
ほとんどのウイルスに
効く薬(抗ウイルス薬)がないことなど
知らない保育士もいたんですよ。
※「抗生物質」って、「菌」を叩く薬だからね、ウイルスには効かないよ。
つまり、風邪ってウイルスが原因のほうが多いから、薬ってないからね。
菌とウイルスの違いも
知らない人いたしね。
そして
どのウイルスに(菌に)
どの消毒薬が有効なのか、とかね
後に
ノロウイルスの流行がありましたが
ソコも大事ですからね。
なんでもかんでもアルコール
ってものでもないし
逆になんでも次亜塩素酸ナトリウム
じゃないからね。
嘔吐=次亜塩素酸ナトリウムって
やってる園さん
違うからね。
“適した”というやつが必要で
“正しい”使い方が肝心ね。
②成功例
新型インフルエンザウイルス
今回と同様
「新型」ですよ!!
これね
ホント世の中ざわざわした!!
毎年インフルエンザは流行するけれど
今回「新型」がでました!
ってゆうことで
国(行政)から
けっこうな頻度で
通知がバンバン来て
対応に追われました。
だから
今、現場の皆さんは
本当に大変だろうなと
思うのですが。
行政からマスクの配布がありました。
やっぱり、
マスクは
行政で管理したほうが
いいと思う。(始まりましたね)
※マスクも“正しい”使い方があります!
でね、
この時は
微熱の子どもさんを
なるべく家庭保育でっていう要請で、
(学校もね、ちょっとでも体調が悪かったら休ませましょうって)
保護者の方に
ご協力をお願いする形だったのですが、
これがね、
すごくイイ感じに
ご協力頂けて。
このことは
時々「保護者対応」の研修でも
話すのですが、
日頃の
保護者との連携、協力関係、
一体感、
今でいう「ワンチーム」が
すごく出来ていたな、と感じるのです。
で、園内の感染症対策は、
換気!!です!!
インフルエンザウイルスは
コロナウイルスと同じ
飛沫感染が主です。
もうね
これは
換気だよ。
大阪のライブハウスで
コロナ感染…
でわかるように
密閉空間にいることが
一番コワイ。
子どもたちは
個々の距離が近いので
ソコも気を付けるところですが、
一番気をつけていたのは
換気!!
でね、
行政で
感染児数の統計をとっていたのですが、
近隣の
幼稚園、小学校が
バタバタと学級閉鎖をしていくなか
うちは
あまり感染児が出なくて。
公立の保育所が
ちょうどうちと同じ人数の園だったのですが、
あちらで20人感染…
と言っているときに
うちは2人。
あちらで60人!となっていたときに
うちは6人。
というように
桁違いでした。
すごくないですか!!
これは
実際に他の園さんや学校さんと比べて
うちの園の感染児が
めちゃ少なかった!という実績です。
で、
何がそれほどの違いになったか…
他の園さん、学校さんに行ったときに
気付いたのです。
換気だ!!
暖房するから閉める…のよね。
どこも窓、ドア、扉、閉めてます。
うちはね、そもそも扉を極力なくしてましたから。
扉のある部屋も、
扉を閉めて(子どもを閉じ込めて)保育してると
園長先生に睨まれる園でしたから(笑)
窓もほぼ開けっ放しに近い状態になってますから。
換気!換気!と言われるから
もうずっと開けてる感じ(笑)
今回
全国の学校が
国の要請を受け
休校措置をとりながらも
撤回する地域が
出てきていますね。
学童保育に
子どもたちが
ぎゅーぎゅー詰めになる現実を受け
授業があるほうが
それを緩和できるから、という理由です。
うんうん、私もそう思う。
感染症は
目に見えないウイルスが原因ですから
対応の難しさって
確かにあります。
でも
病原体が何なのか、
ウイルスや菌のことを正しく知って
対策することが
まず
最初にすることです。
そもそも
免疫が落ちると
感染しやすくなるのですから
子どもたちの免疫のことを
考える。
健康ってなんぞや
ということを
もっとちゃんと
大人が考え、
子どもたちを守り
子どもたちに伝え
自分で自分の健康のことを
考えられる人に
育てていくことが大事です。
免疫のこと
病気の仕組み
身体のこと
薬のこと
もっとさ
考えようよ。
今
私が思っていることは
そんなことです。
学校休んでいても
身体動かして
日光あびてくださいね!
お日様あびないと
免疫力さがるからね。
※メンタルのケアも忘れずに!!
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