ブログ
子どもの気持ちが向くまで待つ…が出来ないときは?
子ども主体の保育がよいと理解はしているが
限られた時間の中で、となると難しいと感じる。
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
前回にブログに
研修のご感想を記載しています。
https://sodachi.net/2024/04/22/0422-2/
その中でこんなご意見がありました。
自主的に=気持ちが向くまで待つことだと思います。時間が限られていると難しく思いました。
子育て中ですが、我が子にも使っているおどし、強制、強要…変えていくことが課題だとわかっていますが、
難しいです。
不適切な保育=子どもをコントロールしようとする
テクニックとして
おどし文句や強制、強要をする。
子どもが自分で考えて
自分の行動を決める、ということが
大切だと
わかってはいるけれど
限られた時間の中で
それをすることは
とても難しいと感じる。
子どもの気持ちが向くまで待つ
でもそれをしている時間がない。
先生(お母さん)の気持ちとしては
とてもよくわかりますよね。
でもね、これ
ゴールが同じなのですよ。
子どもの理想の姿が
ゴールとしてまずあって、
そこに到達するのに
大人が強制してさせる
のではなく
子どもの気持ちが向いて
自分でするまで待つ、という
考え方。
自分で“するまで”の
することが
大人のして欲しいコトになっているのですよ。
北風と太陽の童話で
旅人の上着を
脱がせるために
北風は強引に吹き飛ばそうとするが
太陽はポカポカ陽気にして
自ら脱ぐようにする。
限られた時間の中で
北風方式でなく
太陽方式をとっても
本人の気持ちが向くまで
待っていられない。
はい、これ
ゴールの設定が
「上着を脱ぐ」になっているのですよ。
これを
保育や子育てに
置き換えてみましょう。
子どもが
今、まさに
汗びしょびしょで
服を脱がせることが
必要であれば
そこがゴールで
間違いないです。
しかし
自分で考えて
衣服の調節ができるように
なってほしい
という
未来の姿を
ゴールにするならば
大人の強制、強要で
服を脱がせていても
考える力が
育たないのでは?
ということです。
つまり
目の前の
子どもの姿が
どうであるか=大人のしてほしいこと
そのものを
変えられないと
(譲れないゴールがあればあるほど)
限られた時間
という枠の中で
やり方を模索しても
難しい、となるワケです。
食事(給食)が
わかりやすい例だと思います。
限られた時間の中で
完食を目指す、という
ゴール設定があるとします。
どうやったら
それが達成できるか
という工夫を
あの手この手で
大人が頑張っても
なかなか難しい子が
いますよね。
小食の子は
量を減らしてでも
完食を目指すのか
それだと
必要な栄養は摂れるのか
嫌いなものでも
頑張って食べるのか?
はい、
そもそも
限られた時間の中で
完食する
という
子どもの姿が
ゴールなので
難しいのです。
目指しているのは
何ですか?
食育の目的は
健康な生活(人生)をおくるための
基礎となるのは「食」だから
将来
健全な食生活を実践できる人間を育てる
と
食育基本法に書いてあります。
今、
もしくは小学校にあがるまでに
限られた時間で完食できるように
なることは
将来の健全な食生活に
繋がっていくだろうか?
※このため
食育基本法の施行以降
学校給食の指導方法も変わってきています。
将来の健全な食生活のために
乳幼児期の食事は
何が大切か?
それを考えて
日々の食事
子どもが“食べること”に
関わることが大事です。
何を目指して
食事に関わるか、です。
北風と太陽の童話では
何を目指しているのでしょうね?
旅人の上着を脱がして
その先に
何か
目指すものがあるのでしょうか?
いえいえ
北風と太陽の
どちらが強いか、の
勝負のお話でしたね。
つまり
太陽のやり方は
強制、強要をしない
やり方ではありますが
結局は
相手をコントロールする方法が
違うだけ。
目的はなんですか?
というお話でもありますね。
子どもの気持ちが向くのを
待てない
時間がない!
というとき
目的はなんですか?
それを思い出してください。
どうしても
今、服を脱がせなくっちゃ!
という場合は
脱がせなくては。
それは健康のため、という目的ですよね。
衣服の調節は
子どもにはなかなか
難しいものですよ、大人の仕事です。
でも
いつかは自分で考えて
できるように
段階的に関わり方も
変えていくようにします。
大切なのは
目的です。
先生(大人)の設定するゴールが
将来の姿に
繋がっていくかどうか?
それを考えて
ゴールの設定そのものを
変化させていかないと
テクニックだけをみつめていては
「難しい」から脱却できません。
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※保育士のためのコミュニケーション講座
心理学・対人スキル・人材育成
(少人数制で、リアルなお悩みを解決する講座です)
オンライン受講もできます!
詳細はコチラのページをご覧ください。
※子どもの発達心理アドバイザー養成講座
(子どもの発達心理、発達過程、発達障害を専門的に学ぶ講座です)
オンラインで個別受講もできます!
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一般社団法人そだち
代表&心理・保育研修講師
内田淑佳(うちだよしか)
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子育て中ですが、我が子にも使っているおどし、強制、強要…変えていくことが課題だとわかっていますが、
難しいです。
不適切な保育=子どもをコントロールしようとする
テクニックとして
おどし文句や強制、強要をする。
子どもが自分で考えて
自分の行動を決める、ということが
大切だと
わかってはいるけれど
限られた時間の中で
それをすることは
とても難しいと感じる。
子どもの気持ちが向くまで待つ
でもそれをしている時間がない。
先生(お母さん)の気持ちとしては
とてもよくわかりますよね。
でもね、これ
ゴールが同じなのですよ。
子どもの理想の姿が
ゴールとしてまずあって、
そこに到達するのに
大人が強制してさせる
のではなく
子どもの気持ちが向いて
自分でするまで待つ、という
考え方。
自分で“するまで”の
することが
大人のして欲しいコトになっているのですよ。
北風と太陽の童話で
旅人の上着を
脱がせるために
北風は強引に吹き飛ばそうとするが
太陽はポカポカ陽気にして
自ら脱ぐようにする。
限られた時間の中で
北風方式でなく
太陽方式をとっても
本人の気持ちが向くまで
待っていられない。
はい、これ
ゴールの設定が
「上着を脱ぐ」になっているのですよ。
これを
保育や子育てに
置き換えてみましょう。
子どもが
今、まさに
汗びしょびしょで
服を脱がせることが
必要であれば
そこがゴールで
間違いないです。
しかし
自分で考えて
衣服の調節ができるように
なってほしい
という
未来の姿を
ゴールにするならば
大人の強制、強要で
服を脱がせていても
考える力が
育たないのでは?
ということです。
つまり
目の前の
子どもの姿が
どうであるか=大人のしてほしいこと
そのものを
変えられないと
(譲れないゴールがあればあるほど)
限られた時間
という枠の中で
やり方を模索しても
難しい、となるワケです。
食事(給食)が
わかりやすい例だと思います。
限られた時間の中で
完食を目指す、という
ゴール設定があるとします。
どうやったら
それが達成できるか
という工夫を
あの手この手で
大人が頑張っても
なかなか難しい子が
いますよね。
小食の子は
量を減らしてでも
完食を目指すのか
それだと
必要な栄養は摂れるのか
嫌いなものでも
頑張って食べるのか?
はい、
そもそも
限られた時間の中で
完食する
という
子どもの姿が
ゴールなので
難しいのです。
目指しているのは
何ですか?
食育の目的は
健康な生活(人生)をおくるための
基礎となるのは「食」だから
将来
健全な食生活を実践できる人間を育てる
と
食育基本法に書いてあります。
今、
もしくは小学校にあがるまでに
限られた時間で完食できるように
なることは
将来の健全な食生活に
繋がっていくだろうか?
※このため
食育基本法の施行以降
学校給食の指導方法も変わってきています。
将来の健全な食生活のために
乳幼児期の食事は
何が大切か?
それを考えて
日々の食事
子どもが“食べること”に
関わることが大事です。
何を目指して
食事に関わるか、です。
北風と太陽の童話では
何を目指しているのでしょうね?
旅人の上着を脱がして
その先に
何か
目指すものがあるのでしょうか?
いえいえ
北風と太陽の
どちらが強いか、の
勝負のお話でしたね。
つまり
太陽のやり方は
強制、強要をしない
やり方ではありますが
結局は
相手をコントロールする方法が
違うだけ。
目的はなんですか?
というお話でもありますね。
子どもの気持ちが向くのを
待てない
時間がない!
というとき
目的はなんですか?
それを思い出してください。
どうしても
今、服を脱がせなくっちゃ!
という場合は
脱がせなくては。
それは健康のため、という目的ですよね。
衣服の調節は
子どもにはなかなか
難しいものですよ、大人の仕事です。
でも
いつかは自分で考えて
できるように
段階的に関わり方も
変えていくようにします。
大切なのは
目的です。
先生(大人)の設定するゴールが
将来の姿に
繋がっていくかどうか?
それを考えて
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