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お兄ちゃんの手~コミュニケーションというものは…
子どもの「安心」を考える。
それが「保育」の基本。そのための工夫で子ども同士が育つ!
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
私は保育研修の中で
異年齢児の関わりの大切さをお伝えしながら
もっと自然に異年齢児が関われるよう
具体的な事例をお話しています。
先日の研修でお話したエピソードを
ご紹介します。
お母さんの育休あけで
入園することになった
Mちゃん(0歳児クラス)
もうすぐお誕生日が来て1歳。
4歳児クラスにお兄ちゃんがいて、
お母さんのお腹の中から
保育園に通っていました。
もちろん生まれてからも
お兄ちゃんの送り迎えに一緒に来ていたので
入園が決まってからは特に
担任になる保育士はもちろん
職員みんなで
積極的に関わり、
保育士との関係も順調につくり、
0歳児のお部屋でお母さんと一緒に過ごしてもらったり
慣らし保育も少しづつ出来て
順調!!
かと思いきや…
やっぱり
お母さんが出勤初日って
わかっちゃうんですよね~~~
あんなに担任の先生に慣れていたハズなのに…
お母さんの出勤初日
内線電話がなりました。
「園長せんせい…ミルク飲んでくれません…」
私は0歳児の保育室へ向かいました。
(あ、園長せんせいが私、ね)
途中で
4歳児クラスに寄り道をして
お兄ちゃんに声をかけました。
「Tくん、Mちゃんがな、ミルク飲んでないねんて、一緒に来てくれへん?」
4歳児クラスの担任の先生とは
アイコンタクトで十分。
Tくんに「いってらっしゃい」と笑顔で言ってくれます。
小走りになるTくん。
そして
ぐずぐず言っているMちゃんのもとへ。
担任の先生は
Mちゃんをお膝に抱っこして
哺乳瓶を持っています。
「Tくん、ミルクおねがい」
お兄ちゃんが哺乳瓶を持って
Mちゃんの顔をみつめながら
「Mちゃん、ミルクやで」
そう言ってお口に哺乳瓶を運ぶと…
はい。
おみごと~~~♪
Mちゃんは
ミルクを飲んでくれました!!
わかります?
慣らし保育順調だったMちゃんが
お母さんの出勤初日に
ぐずぐず
なってしまったのは
いつもと違うお母さんの情動を
敏感に感じ取っているから。
お兄ちゃんがミルクを飲ませてくれたら
飲んでくれたのは
いつものお兄ちゃんがそこに居てくれて
安心できたから。
コミュニケーションというものは
単に言葉のやり取りではありません。
情動、感情、気持ちの
受け渡しなのです。
保育という仕事は
まず第一に
子どもの「安心」を考え
子どもが「安心」して過ごせる環境を作ることです。
保育士と子どもの関わりだけでなく
子どもをとりまく全ての環境
とりわけ
子ども同士の関係も
とても大事です。
そのための工夫は
相乗効果で子ども同士が育ち合います。
クラスという
大人の都合で作った枠にこだわらず、
子ども目線で環境を見ることが大事です。
保育士間の連携が
とても大事になってきますね。
一般社団法人そだち
代表&心理・保育研修講師
内田淑佳(うちだよしか)
Follow @UchidaYoshika
「一般社団法人そだち」公式LINE
悩みごと、相談などメッセージしてください!
それが「保育」の基本。そのための工夫で子ども同士が育つ!
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Mちゃん(0歳児クラス)
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お母さんのお腹の中から
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もちろん生まれてからも
お兄ちゃんの送り迎えに一緒に来ていたので
入園が決まってからは特に
担任になる保育士はもちろん
職員みんなで
積極的に関わり、
保育士との関係も順調につくり、
0歳児のお部屋でお母さんと一緒に過ごしてもらったり
慣らし保育も少しづつ出来て
順調!!
かと思いきや…
やっぱり
お母さんが出勤初日って
わかっちゃうんですよね~~~
あんなに担任の先生に慣れていたハズなのに…
お母さんの出勤初日
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「園長せんせい…ミルク飲んでくれません…」
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(あ、園長せんせいが私、ね)
途中で
4歳児クラスに寄り道をして
お兄ちゃんに声をかけました。
「Tくん、Mちゃんがな、ミルク飲んでないねんて、一緒に来てくれへん?」
4歳児クラスの担任の先生とは
アイコンタクトで十分。
Tくんに「いってらっしゃい」と笑顔で言ってくれます。
小走りになるTくん。
そして
ぐずぐず言っているMちゃんのもとへ。
担任の先生は
Mちゃんをお膝に抱っこして
哺乳瓶を持っています。
「Tくん、ミルクおねがい」
お兄ちゃんが哺乳瓶を持って
Mちゃんの顔をみつめながら
「Mちゃん、ミルクやで」
そう言ってお口に哺乳瓶を運ぶと…
はい。
おみごと~~~♪
Mちゃんは
ミルクを飲んでくれました!!
わかります?
慣らし保育順調だったMちゃんが
お母さんの出勤初日に
ぐずぐず
なってしまったのは
いつもと違うお母さんの情動を
敏感に感じ取っているから。
お兄ちゃんがミルクを飲ませてくれたら
飲んでくれたのは
いつものお兄ちゃんがそこに居てくれて
安心できたから。
コミュニケーションというものは
単に言葉のやり取りではありません。
情動、感情、気持ちの
受け渡しなのです。
保育という仕事は
まず第一に
子どもの「安心」を考え
子どもが「安心」して過ごせる環境を作ることです。
保育士と子どもの関わりだけでなく
子どもをとりまく全ての環境
とりわけ
子ども同士の関係も
とても大事です。
そのための工夫は
相乗効果で子ども同士が育ち合います。
クラスという
大人の都合で作った枠にこだわらず、
子ども目線で環境を見ることが大事です。
保育士間の連携が
とても大事になってきますね。
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