あなたは、どんな時に「ごめんね」と言いますか？
どんな気持ちを伝えたくて「謝る」言葉を使うのでしょうか？

こんにちは！
子どもの育ちを応援します！
一般社団法人そだち 内田淑佳（うちだよしか）です。

今日、お昼に行ったスーパーで
ステキなママを見かけました。

3歳くらいの男の子と
お買い物に来ていました。

男の子が、コーラ（ペットボトルのジュース）を持って来て、
ママの持っているカゴに…入れようと…
「これ、買って～～～」

すると
ママ「コーラは買いません。ごめんね」

まあ、バサッと却下（笑）なワケですが、
私にはとても素敵だなと思えたのです。

それは
とても自然に「ごめんね」と言っていたから。



ちょうど昨日
保育研修の中でやっていたケースワークで、
受講の保育士さんから
「ごめんね」「いいよ」問題（←保育業界あるある）
について疑問が出ていたのです。

子ども同士のトラブル（と、大人が名前をつけているもの）
に対応するとき、
お互いの思いを受けとめる、のあと
「ごめんね」を言わせる…

その保育士さんは、
「ごめんね」という「気持ち」になっていないのに
言わせなきゃいけないのかな…
でも、謝る事は教えないといけないですよね？…と。

「ごめんね」「いいよ」が
合言葉のようになっていて、
それをクリアすると
先生からの拘束から解放される…
という状況…(>_<)
現場ではまだまだ
あるようですね。

このような大人の関わりから
子どもは何を感じ
何を学ぶでしょうか。

「ごめんね」って
誰かに「言わされる」言葉なの？

誰かに「言わされる」言葉に
どんな意味があるの？

 

「言葉」はコミュニケーションの中の
一つのツールにすぎません。
「気持ち」を伝える手段の一つ。
だから
「気持ち」がないのに「言葉」だけがあるのは
本来の姿ではないですよね。

 

そもそも
子どもは
どうやって言葉を覚えるのでしょうか？

はい、
周りの人たちが使っているから
自然に覚えるんですよ。

周りの人が日本語を使っていれば
日本語を覚えます。
英語を使っていれば英語、
関西弁なら関西弁。でしょ！

子どもに「ごめんね」を覚えて欲しければ、
大人が使っていくことですよ。

謝ることを教えたいなら
謝る姿を見せていくことですよ。

それだけ！！
かんたん！！

私たちが
どんな時、どんな気持ちで
どんな言葉を使うのか。

それがそのまま
子どもの「環境」になるのです。

 

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一般社団法人そだち
代表＆心理・保育研修講師
内田淑佳（うちだよしか）

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