ブログ
子どもが絵本を“楽しむ”ということ
最近は「絵本」そのものの研修をやっていないのですが、時々研修の中で例として出すことがあります。
絵本って子どもにとって何でしょう?そう考えてほしいのです。
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
先日、発達過程の研修の中で
「絵本ってね…」というお話をすることがありました。
そもそも
子どもにとって絵本って何だろう?
最近はあまりやっていないのですが
私は「絵本」と「紙芝居」の違いから
それぞれを
なんだろう?と考える研修を作りました。
はい、
絵本は「本」なのです。
「本」ってね
人間が作った素晴らしいモノだと思うのですが
「読むもの」なのです。
つまり、
大人が「読んで聞かせる」ものではなく
子どもが「自分で読む」ものだということ。
基本はね。
もちろん
最初は自分では読めないので
大人が読むのですが
子どもが「自分で読みたい」という気持ちを
持つことが
ねらいだと私は捉えています。
「本を読むこと」
これは
将来どんな大人になってほしいか
に繋がる姿だと考えています。
なので、
保育の中で
先生が子どもたちに
絵本を読んで聞かせる(見せる)ことを
するのは
よいと思うのですが
その絵本は
子どもが手にとって
自分で読める環境になっていることを
おススメしています。
そして一番
現場の先生が勘違いしていることが
コレ↓
「静かに(座って)絵本をみる」
なんていう
子どもの姿は
目標にしなくていいのです。
そんなこと
ひとっっっことも
保育指針に書いてないからね。
ちなみに
「保育所保育指針」に書かれている
「絵本」についての件は
次のような文章です。
絵本や紙芝居を楽しみ、簡単な言葉を繰り返したり、模倣をしたりして遊ぶ。
(1歳~3歳未満児)
絵本や物語などに親しみ、興味を持って聞き、想像する楽しさを味わう。
(3歳以上児)
この、3歳以上児の「興味を持って聞き」の部分を
「静かに聞く」と誤解しているのかもしれませんね。
しかし、
「興味を持つ」ことと
「静かにする」ことは
明らかに違います。
そして
3歳以上で「興味を持つ」ことに繋がるためには
3歳までに「楽しむ」ことが大事だと
指針から読み取れるワケです。
つまり
小さいクラスでは
子どもが「絵本を楽しむ」ということが
「保育のねらい」であり
保育士は
どうやったら子どもが絵本を「楽しめるか」を
考えることが仕事です。
ちなみに私は
小さい子たちの中では
自分が絵本を声を出して読みます。
すると
興味をもった子が側によってきて
のぞきこみます。
そんな風にして
集まってきた子と
複数人で絵本を見ます。
1歳ころから
子どもが絵本を手にとり
「読んで」と持ってくるようになります。
子どもを膝にのせて
絵本を読む時間は
私にとっても楽しい時間です。
「先生、この本読んで」は
大きい子でもあります。
大きくなっても膝に乗りたい子もいます。
複数人が集まってきて
「見えない」と言い出すと
よく見かける
子どもと対面になって
相手に絵を見せる形で
読む方法に
(絵本の)途中から変えることもします。
大きい子になると
はじめから
複数人で「読んで」と言ってくることもあります。
その時は
はじめから対面になることもします。
私は
これが
「子ども主体」の在り方だと思うから
そのスタイルでやります。
子どもの数だけ「子ども主体」の形はあります。
先生の数だけ
「子どもに楽しんでもらう工夫」もあると思います。
いつも言っていますが
保育はテクニックではありません。
まず
子どもの育ちを考える事。
子どもが主体として活動でき
子どもが楽しめることを
一生懸命考える事。
その上に
いつしか保育のスキルが育っていくものです。
※私も
昭和の頃…幼稚園の先生時代は
子どもを引き付ける工夫を目一杯して
絵本の最初から最後まで
クラス全員の子どもが静かに絵本を見ることが
出来るように
頑張っていました。
それが出来ると
「成功」した気分(←私が)
がして
嬉しかったものです。。。。
↑
このスキルも持っていますが
それは保育士としてのスキルというよりは
パフォーマーとしてのスキルですね。
保育士としては
子どもが「絵本を楽しんでいるか」
「どんな絵本に興味を持つか」
「では、どの絵本を用意するか」
「どこに、どう絵本を置くのがよいか」
そして
「どうやったら子どもがより伸びていくか」
そういう事を
一人一人に合わせて
考え、工夫することが
求められます。
保育士も
子どもと一緒に育っていくのです。
いえ、子どもに成長させて頂くのです。
※子どもの発達心理アドバイザー養成講座
(子どもの発達心理、発達過程、発達障害を専門的に学ぶ講座です)
オンラインで個別受講できます!
詳細はコチラのページをご覧ください。
一般社団法人そだち
代表&心理・保育研修講師
内田淑佳(うちだよしか)
個人セッションご案内はコチラ
Follow @UchidaYoshika
「一般社団法人そだち」公式LINE
悩みごと、相談などメッセージしてください!
絵本って子どもにとって何でしょう?そう考えてほしいのです。
こんにちは!
子どもの育ちを応援します!
一般社団法人そだち 内田淑佳(うちだよしか)です。
先日、発達過程の研修の中で
「絵本ってね…」というお話をすることがありました。
そもそも
子どもにとって絵本って何だろう?
最近はあまりやっていないのですが
私は「絵本」と「紙芝居」の違いから
それぞれを
なんだろう?と考える研修を作りました。
はい、
絵本は「本」なのです。
「本」ってね
人間が作った素晴らしいモノだと思うのですが
「読むもの」なのです。
つまり、
大人が「読んで聞かせる」ものではなく
子どもが「自分で読む」ものだということ。
基本はね。
もちろん
最初は自分では読めないので
大人が読むのですが
子どもが「自分で読みたい」という気持ちを
持つことが
ねらいだと私は捉えています。
「本を読むこと」
これは
将来どんな大人になってほしいか
に繋がる姿だと考えています。
なので、
保育の中で
先生が子どもたちに
絵本を読んで聞かせる(見せる)ことを
するのは
よいと思うのですが
その絵本は
子どもが手にとって
自分で読める環境になっていることを
おススメしています。
そして一番
現場の先生が勘違いしていることが
コレ↓
「静かに(座って)絵本をみる」
なんていう
子どもの姿は
目標にしなくていいのです。
そんなこと
ひとっっっことも
保育指針に書いてないからね。
ちなみに
「保育所保育指針」に書かれている
「絵本」についての件は
次のような文章です。
絵本や紙芝居を楽しみ、簡単な言葉を繰り返したり、模倣をしたりして遊ぶ。
(1歳~3歳未満児)
絵本や物語などに親しみ、興味を持って聞き、想像する楽しさを味わう。
(3歳以上児)
この、3歳以上児の「興味を持って聞き」の部分を
「静かに聞く」と誤解しているのかもしれませんね。
しかし、
「興味を持つ」ことと
「静かにする」ことは
明らかに違います。
そして
3歳以上で「興味を持つ」ことに繋がるためには
3歳までに「楽しむ」ことが大事だと
指針から読み取れるワケです。
つまり
小さいクラスでは
子どもが「絵本を楽しむ」ということが
「保育のねらい」であり
保育士は
どうやったら子どもが絵本を「楽しめるか」を
考えることが仕事です。
ちなみに私は
小さい子たちの中では
自分が絵本を声を出して読みます。
すると
興味をもった子が側によってきて
のぞきこみます。
そんな風にして
集まってきた子と
複数人で絵本を見ます。
1歳ころから
子どもが絵本を手にとり
「読んで」と持ってくるようになります。
子どもを膝にのせて
絵本を読む時間は
私にとっても楽しい時間です。
「先生、この本読んで」は
大きい子でもあります。
大きくなっても膝に乗りたい子もいます。
複数人が集まってきて
「見えない」と言い出すと
よく見かける
子どもと対面になって
相手に絵を見せる形で
読む方法に
(絵本の)途中から変えることもします。
大きい子になると
はじめから
複数人で「読んで」と言ってくることもあります。
その時は
はじめから対面になることもします。
私は
これが
「子ども主体」の在り方だと思うから
そのスタイルでやります。
子どもの数だけ「子ども主体」の形はあります。
先生の数だけ
「子どもに楽しんでもらう工夫」もあると思います。
いつも言っていますが
保育はテクニックではありません。
まず
子どもの育ちを考える事。
子どもが主体として活動でき
子どもが楽しめることを
一生懸命考える事。
その上に
いつしか保育のスキルが育っていくものです。
※私も
昭和の頃…幼稚園の先生時代は
子どもを引き付ける工夫を目一杯して
絵本の最初から最後まで
クラス全員の子どもが静かに絵本を見ることが
出来るように
頑張っていました。
それが出来ると
「成功」した気分(←私が)
がして
嬉しかったものです。。。。
↑
このスキルも持っていますが
それは保育士としてのスキルというよりは
パフォーマーとしてのスキルですね。
保育士としては
子どもが「絵本を楽しんでいるか」
「どんな絵本に興味を持つか」
「では、どの絵本を用意するか」
「どこに、どう絵本を置くのがよいか」
そして
「どうやったら子どもがより伸びていくか」
そういう事を
一人一人に合わせて
考え、工夫することが
求められます。
保育士も
子どもと一緒に育っていくのです。
いえ、子どもに成長させて頂くのです。
※子どもの発達心理アドバイザー養成講座
(子どもの発達心理、発達過程、発達障害を専門的に学ぶ講座です)
オンラインで個別受講できます!
詳細はコチラのページをご覧ください。
一般社団法人そだち
代表&心理・保育研修講師
内田淑佳(うちだよしか)
個人セッションご案内はコチラ
Follow @UchidaYoshika
「一般社団法人そだち」公式LINE
悩みごと、相談などメッセージしてください!
New Article
Archive
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年2月
- 2017年1月
- 2016年2月
- 2014年4月